プレゼンがうまい!プレゼンをしてくれ!営業現場ではよく聞く言葉。プレゼンとはなんだろうか?道具立てでいったら、古くはプレゼンボードに紙芝居のようにコマワリをして起承転結のストーリー、OHPで映し出すグラフやイラスト、ドラマ仕立てのビデオ作品や昨今ではポータブルプロジェクタにパワーポイント。

プレゼン失敗!プレゼンで負けた!言い訳でよく聞く言葉。内容はいいんだがプレゼンが下手で・・・、中身で勝負したかった、やはりポワポを動くようにすればよかった。。。

プレゼン。Presentation。Present=贈り物。

プレゼンは何のためにするか。ビジネスの場であれば、それは顧客に何かを訴えるためである。もちろん、商品の機能や特徴を詳細に説明し、一番の売りものを強調することも重要である。一覧しやすい資料にまとめ、印象に残る素材や小道具でアピールすることも必要だろう。しかし、先に述べたプレゼンでよく聞く言葉は、一生懸命に手を掛けた説明資料を作った時ほどよく耳にする。

プレゼントはなんのためにするのだろう?
贈った相手に喜んでもらいたいからだな。そのためにはどうしてる?好きなものを研究して、欲しいものを調べて、持っていないか探って。更に、ビックリさせようと秘密にして、そして、最後に相手の喜ぶ顔を見て自分もニンマリする。ニンマリするのは、相手の喜ぶ顔が見られたからで、見返りが欲しいからじゃない。そして、相手はプレゼントを貰ったからだけではなく、それほど自分のことを大切にしてくれることがわかって、より心から喜べる。

仕事のプレゼンでも、プレゼントしなくちゃいけない。
プレゼンは、パワポや道具だてを通して、相手に何かを伝えなくちゃいけない。それは、実績だったり、未来への期待だったり、信頼感だったり、熱意だったりする。そのために、商品の機能を詳しく説明して、実例をわかりやすくあげて、他社の秘密は明かさないように、相手に合わせた読みやすい資料を用意するのだ。そして、両社には「この人に頼んでみよう」という絆が生まれる。

その絆を大切に、壊さないように、依頼された仕事を最後まで見守り、納得のいく成果物を渡すのである。そこで、初めてあのときのプレゼントはホンモノになるのだ。

※決して、present=存在すること だけにならないように・・・