ヒューマン2.0

ここで語られていることは、兼ねてからの言葉では、就「社」から就「職」へということ、当然その為には「職」すなわち一芸が必要だということ、また、Webおよびブロードバンド、インターネットによる大変化は、特にエンジニアにとって新しい雇用形態も可能としたということ、日本ではフリーターというかもしれない雇用形態をポートフォリオワーカーとしていること、しかし、一方でこうした雇用形態はかなり厳しいプロフェッショナルな世界であり、生半可な心構えでは耐えられないことがよくわかる。

ヒューマン2.0の本質は実は(かもしれない)にある。この本はバイブルではなくて、筆者の視点、筆者の体験で、読者にそのまま当てはまらないし、ましてや仕事ならなおさらだ。そして、そうした個別性と自己決断依存こそヒューマン2.0の本質なのだろう。

海外で仕事をしたいと夢を描く中学一年生のわが娘にも読ませようか迷う。まだまだアマちゃんの彼女が怖気づいてしまうのではないかと。しかし、こんなことで怖気づくならそもそもダメかもしれないけど。