アーロンネヴィルのAve Mariaがいい。

女性声の作品もいいのだが、ソプラノは背筋を伸ばして聴かないとパワー負けしてしまい後頭部をじわじわとやられてしまう。秋川雅史のオペラ声もその空気圧に耐えるためにはかなりのファイティングポーズが必要だ。

アーロンネヴィルは声が優しい。押し付けがましくなく、空間をふわふわとただようような空気感がいい。アレンジもピアノの伴奏とシスターズのコーラスが薄く入っているだけのシンプルなもの。

池袋の北口の地下道。向こう側の光が漏れてくるトンネルの途中の壁に背を保たせかけてスナップのリズムだけで歌っている側を通り抜けていくようなそんなさりげなさ。itunesで150円也。携帯プレーヤにも入れたぞ♪