裁判員名簿の作成が始まるそうだ。

裁判員制度に関係して、議論や質問が増加している。NPO法人 日本メディエーションセンター(JMC) のレポートによれば、
   
なにが不安なのか?
     ?新しいことへの不安
     ?分からないことへの不安
     ?自分がどのように扱われるのかへの不安
     ?決めなければならない事への不安
     ?人と違う不安
     ?わからないと言えない不安


5、6がとても日本的だ。

ところで、”裁判員”でのグーグル検索した結果の検索記事件数の推移だが、やはり年を追ってスゴい勢いで増えている。関心が高まって、ニュースや雑誌記事でも取り上げられたりしている結果だろう。
1991 31500
1995 46000
2000 232000
2005 580000
2006 986000
2007 1510000
2008 1860000

先日も、これまで裁判のことなんか口にしなかった友人たちも「裁判員に指名されたらどうしよう」と質問してきた。TVでは、以前よりも弁護士や裁判に関わる番組が増えてきている気配。


行列のできる法律相談所
http://www.ntv.co.jp/horitsu/
弁護士のくず
http://www.tbs.co.jp/b-kuzu/
佐々木夫妻の仁義なき戦い
http://www.tbs.co.jp/sasaki-fusai/
ホカ弁
http://www.ntv.co.jp/hokaben/
などのドラマが人気だ。ドラマは一回1時間とはいえ、10話くらいあれば、その大変さや難しさ、葛藤や過ちも含めて表現できる。大人が見れば考える機会にもなり、浸透する。マスメディアならではの効果を期待できる。
「弁護士のくず」のコミックス最新刊(第7巻)では、裁判員に選ばれた6人が関わる実際の裁判をわかりやすく興味深く描いている。

一方、何かを普及させようとするときにすぐ出てくるのが、親しみのあるキャラ作戦。
親しみを増すためにキャラ乱立

そんな軽いノリでいいのか?。だって人の命やその後人生にも影響するかもしれない重い関わりなのだから。

法務省の英語版ページの裁判員説明ページでは、なんと!Saiban-in
確かに英訳すると違ってしまうのだけどサ・・・・