5年生の娘が「心からありがとうっていえないときも、ありがとうっていわなくちゃいけないの?」って聞いてきた。「どういう意味?」とたずねると。。。。

友達の家の誕生パーティーにいったところ、お母さんが腕によりをかけた料理が沢山でた。その中には娘の嫌いなものもあったんだそうだ。バイキングのような形で好きなものをとってくるようになっていたので、娘は嫌いな料理をとらないでいた。すると、気を利かせた友達がその料理をとってきてくれた。娘は「・・・ありがとう」といったのだが、ありがたくなかったのだ。笑 それなのになんで”ありがとう”なのか、自分の中で疑問に思ったのだろう。

さて、いわれてみると、ありがとうは感謝の言葉だ。英語でも、No thanks.ってある。No, but thanks anyway.の意味だ。(いらない。でも、とにかくありがとう)っていう感じだろうか。
でも、娘の場合でもありがとうっていうのが正解だろう。なぜ、こういう場合、ありがとうっていうんだろう?

暫く、家族みんなで考えてみた。上の娘は、「ありがとうっていうことに抵抗はない。だからそのままいえばいいんじゃない?そういうもんだって覚えるしかないよ」という。僕もこれまでそのように感じ、考え、ありがとうといってきた。ニョーボも同じ意見だ。でも、下の娘の疑問は解決してあげないといけない。

もってきてくれてありがとう? 頼んでないんだから、このありがとうはウソくさい。
とにかくありがとう?      これは今までの考え方。
嫌いなものを食べる機会をくれてありがとう?  違うな

私のことを気にかけてくれてありがとう!
   これだ!!

故に人から何かされたら、たとえそれを望んでいなくても、まずは「ありがとう」なんだ。これで娘も納得した。やれやれ。