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少し前の話だが、GWの最終日、日本画家としてその道では知れた同級生のアトリエを訪ねた。

水上温泉の近くにある楽天亭四季のギャラリーだ。彼女は小学生?中学生時代の同級生。確か、彼女が委員長で僕が副委員長だったような。(既に記憶が定かでない。これは彼女も同じだった。彼女によれば、僕が委員長で、彼女が副委員長だそうだ)偶然にも、父親同士も同級生で、最近まで散歩仲間だった。(お父上は最近他界された。合掌)

アトリエは、渓流のほとりにある日本家屋を改造した不思議な感じの建物だ。渓流との間には大きな桑の木がある。彼女曰く、ここには何か霊気があるのだそうだ。

作品は、掛け軸や短冊が主流だが、襖や屏風の大作もある。掛け軸で二〇数万の値段がついているが、結構売れているようだ。




ダンナも同級生。野球部で成らしたスポーツマンだが、その後イラストレータとなった。精密なイラストを描く。
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入れてくれた昆布茶(!)を飲みながら話していると、CMのプロデューサをしている同級生から電話がかかってきた。「今、●●君がきているのよ。」そういえば、昨日はXX夫妻が立ち寄ったのだそうな。XXは、都内では同じ沿線に住んでいるのだが、ここ5年くらい会っていないな。

当時を思い出す。高校生になって、喫茶店「アルト」にたむろして、なにをするでもなく時間を過ごした。試験前には、勉強をしたり、夏祭りの夜はそっと喧噪を逃れて、おばさんの作る目玉焼きのせ焼きそばが絶品だった。マスターは、頼れるアニキで、ママはキップのいいアネゴだった。


♪店の名はライフ 自転車やの隣
 どんなに酔ってもたどりつける♪
         「店の名はライフ」中島みゆき

けだるい単調なリズムは、しかし、鮮明に風景を想像させてくれる。

この曲はさらに、大学生時代の徹夜麻雀のテーマ曲。
明け方のだらだらした時間に、朝のラジオから
流れる。いや、深夜の「走れ歌謡曲」だったかもしれない。

そんな風に昔々によりそってみたくなったのは、5月だからだろうか。