今回の訴訟で大きな役目を果たしてくれた一人に、イスラエル人女性弁護士がいる。独身で美貌でスリムで頭が切れる。また、生真面目でイラク戦争の最中、打ち合わせを延期すると訴訟期間が延びて、クライアント（＝我々）の金銭的負担が増えるとの理由で、危険を承知でカリフォルニアに飛び、打ち合わせに参加してくれた。また、半年間も休暇なしで働き、最終的に勝利に結びつく最終弁論書をまとめてくれた功労者である。近いうちに、日本に招待してあげたいと皆の意見も一致している。



で、書きたかったのは彼女のクルマのこと。かなり痛んだラングレーで色はくすんだ赤。じゃなくて、赤がくすんで紅色になってしまっている。しかも、左側ドアミラーがもぎ取られ残った部品というか破片というか、いずれにしてもビランビランの金属が飛び出している。乗っている人物の美貌からすれば、意外性の極致でちょっと引いてしまうくらいのポンコツぶりである。

が、しかし！このクルマは、リモートからドアロックを施錠・解除できる機能が備わっている。彼女に寄れば中古で購入したときからついていたそうな。そう！ここイスラエルでは、民間のクルマにも爆発物が仕掛けられ、キーを開けると「ドカン！」という事故の教訓から、どんなクルマにもリモートロックが装備されているのだそうな。高級車だけではなく、中古のラングレードアミラーなしにも。日本では便利な機能という側面が中心だが、ここでは命を守るための機能であるのだ。

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やっと、日本へ帰ってきた。イスラエルに比べて日本の入国は、人間的。イスラエ
ルということで、何の目的かとか、持ち込む製品の種類を確認されたくらいで、３
分で通過。荷物も無事出てきました。

さて、車を預けてあったので、パーキングの会社にＴＥＬ。すると「エンジンがか
からない」とのこと。私の車はルノー４といってちょと古い。



時々機嫌が悪くなって、かけるのにコツがいるので、しかたなくパーキング会社へ。
なれたご主人がかれけば一発だろうと．．． ところが、本当にかからない。あっち
こっち調べて、ガソリンポンプはずして、プラグ磨いて キャブレターを吹いて、ヒ
ューズをみて、と基本的なところは調べた。パーキングの人も総出で、手も真っ黒。
しかし、直らない。「もうこれは、修理工場へ持ち込むしかない。」という訳で、
また、成田へ戻りエアポートリムジン＆タクシーで、やっと家に付きました。
（車も直りました。原因はデスビのなかがショートしていたためと判明） と、いう
わけで行きも帰りも到着後に一騒動ありましたが、なんとか無事に生きています。

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