アライアンスやM&Aで、外部から自社に役員が乗り込んでくると、どんな気分だろう。
出向先の会社で、いくつかの打ち合わせに参加したり、社長と話したりしていると、それなりに客観的になれているようで、問題点や矛盾点は意外と簡単に指摘できる。しかもそれは、かなり単純な原因だったりする。しかも、そうした単純な問題ほど当事者たちには解決策のない袋小路だったりする。
L社では、今年度XX億の売上目標を掲げ、受注に走った。受注はできているがある時期から売り上げが伸びなくなった。理由は、開発人材が忙しくなりすぎて作業をこなせなくなったため開発部門から受注抑制のサインがでているとのこと。見積もりが誤っていたり、Project管理に問題があるわけでもないという。
しかし、よくよく聞いてい見るとそもそも人材が最初から足りていないのである。開発事業をしている限り、売り上げを伸ばすためには、効率よく開発したとしても人員は増加させ続けなければならないはずで、当初の人員のままではうまくいくはずが無いのである。そこを指摘してあげるとまるで目からウロコの状態で「あ!そうか!」となる。
***
さて、かつて自分の上司に外部からスカウトされた人材が来たときに自分はどんな反応をしただろうか?
大抵はスーパーヒーロよろしく外部の目で客観的に問題点を見つけ、大胆な提案を展開。幹部からは期待いっぱいの声援を浴びて活動をしようとするが、内部の協力を得られずそこそこの成果で埋もれていく・・・なんていうパターンが多かった。自分たちもなんとなく「お手並み拝見♪」という傍観者的な目でつかず離れずな対応をしていたと思う。
人間は自分のしてきたこと、苦労したところに誇りをもっているしプライドもある。
いかにプライドを傷つけずに、いかにBreak Throughに気がついてもらうか。
出向役員の腕の見せ所であろう。
出向先の会社で、いくつかの打ち合わせに参加したり、社長と話したりしていると、それなりに客観的になれているようで、問題点や矛盾点は意外と簡単に指摘できる。しかもそれは、かなり単純な原因だったりする。しかも、そうした単純な問題ほど当事者たちには解決策のない袋小路だったりする。
L社では、今年度XX億の売上目標を掲げ、受注に走った。受注はできているがある時期から売り上げが伸びなくなった。理由は、開発人材が忙しくなりすぎて作業をこなせなくなったため開発部門から受注抑制のサインがでているとのこと。見積もりが誤っていたり、Project管理に問題があるわけでもないという。
しかし、よくよく聞いてい見るとそもそも人材が最初から足りていないのである。開発事業をしている限り、売り上げを伸ばすためには、効率よく開発したとしても人員は増加させ続けなければならないはずで、当初の人員のままではうまくいくはずが無いのである。そこを指摘してあげるとまるで目からウロコの状態で「あ!そうか!」となる。
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さて、かつて自分の上司に外部からスカウトされた人材が来たときに自分はどんな反応をしただろうか?
大抵はスーパーヒーロよろしく外部の目で客観的に問題点を見つけ、大胆な提案を展開。幹部からは期待いっぱいの声援を浴びて活動をしようとするが、内部の協力を得られずそこそこの成果で埋もれていく・・・なんていうパターンが多かった。自分たちもなんとなく「お手並み拝見♪」という傍観者的な目でつかず離れずな対応をしていたと思う。
人間は自分のしてきたこと、苦労したところに誇りをもっているしプライドもある。
いかにプライドを傷つけずに、いかにBreak Throughに気がついてもらうか。
出向役員の腕の見せ所であろう。