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2004年11月

20

頑張りたい

Y氏とT氏、2人の営業マンと飲んだ。2人とも誠実な営業マン。背伸びした営業をしてきて外圧で社内を無理強いさせて結果的には実現させてしまうような強引さはないようだが、理路整然と商談を進め、確実な営業をしていくタイプのようだ。2人とも「もっと厳しく頑張りたい」頑張れる厳しい環境を望んでいるという。

なんとなく、希望も見えてきたような気分だ。旨い酒だった。
20

キャッシュフロー

今日の発見。ここでは、キャッシュの出入りの予定を管理していないようだ。売り上げや発注に伴う入金と出金は書類の発行より最低でも一ヶ月は間があるだろうが、現金残高が多少あるせいで、いつ・どんなお金が出たり入ったりしているのかはまったく管理状態にない。経理担当者の頭の中にあるだけであり、経営者は見えていないのである。売り上げ見込みからキャッシュのシミュレーションをしてはいるようだが・・・堅実といえば堅実。
19

全員攻撃?

「社長、製品会議どうでした?」
「うん、”ひとまず”今年やるべき項目に絞れたよ。その他は別途検討だ」
「別途って?」
「いや、まずは最低限やらなければいけない項目だけに絞り込んだよ?」

小規模な、しっかりしたスタッフがいない企業の典型だな・・・

「社長、それじゃだめですよ。製品の未来、すなわち会社の未来を決めているんですよ?”ひとまず”とか”とりあえず”とか、その場限りの観点からの切り口じゃあ。今年が終わったらせっかく出した項目の計画が決まっていないことになりますよ。営業現場で、それらの機能への要望にはどうやって答えるんですか?」

万事がこんな調子なのだ。

営業の計画も、売り上げの目標だけを視野に入れて社長以下全員でつっぱしる。一体感はあり、おそらく充実感も得られるだろう。しかし、来年度になって計画を立てようとした段階で気づく。受注がつみ上がっていないことに。そしてまた一から新規受注の開拓を始めるのである。
まるで、全員がゴール前に集中しているサッカーみたいであろう。ポーンとクリアを出された瞬間に大騒ぎで自陣に戻る素人のサッカーゲームみたいに。

明日は第二回目の取締役会が開催される。
少し厳しく指摘を出す時期になりつつある。
13

説得

やめたい社員の説得を依頼された。

[背景]現状の先が見えないような状況がイヤなんだそうだ。そこへおりしも友人が始めるベンチャへの参加を勧誘されている。しかし、本音は「なんとかこの状況を抜け出したい」ということらしい。

[聞かなければいけないこと]
今の不満はなにか。給与は。人間関係。どうすれば解消できるのか。物理的なものか。原因はどこにあると思うか。

[説得してみる]
本当にそのベンチャーは未来を掛けられるのか
ベンチャーの大変さは明白。信用ができるまでは金も貸してもらえない。
取引も現金。株主か取締役で無い限りあまりいいことはない。
大手がついていなければ公開のノウハウもない。
お金だけだして独立を約束して見守ってくれる投資家がついていなければ、働かされるだけ。

もしIPOをすることを目指しているのなら、それは信じられるのか?
ここでも。できなかった。なぜだろうか?それは絶対経験者が必要だからなんだ。僕たちにはそれがあるよ。それから法的にも資金的にも。証券会社へ払う費用も必要になるし、コネも必要になる。

今、我々はここをIPOさせようとしている。しかし、調べてみると別紙のような課題が山積み。まだ道は長いが、子供じみた掛け声ではなく本当にやろうとしている。一緒にやってくれないか。社員へのSTOCK OPTIONも検討されている。一緒にいい想いしよう。

月曜は、朝からそんな面談で始まる。
9

IPOするの?

どーも勘違いしているのではないかと思うのだ。

ここ数日いろいろな指摘をしたり、アドバイスをしたりしているのだが、どうも親会社から来たうるさい取締役がいろいろと親会社の意向を押し付けてくると思っているのだろうか。だってIPOするんでしょ?だったら、監査にも耐えられる必要最低限の仕組みはできてないとだめでしょ?それすらできていないんだから、やらなくちゃね。これは、親会社の趣味でも意向でもなんでもなく、IPOしたいんだったらやらなきゃいけないことなんだからさ。

と、少し毒を吐いたところで気を取り直して、明日からまたボチボチとやりますか!!♪
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